釧路町には難読地名が多い
道東の地図を見るたびに、北海道釧路町(釧路市の隣)には難読地名が多いなぁと感じます。
ご存知の通り北海道には、アイヌ語を語源とする難しい地名がありますが、釧路町は、特に難しい漢字の当て方をしている地名が多いようです。
・来止臥
・浦雲泊
・分遣瀬
・賤夫向
・老者舞
・知方学
・入境学
・嬰寄別
・仙鳳趾
・重蘭窮
・冬窓床
これら、どう読みます?
それぞれ、
・来止臥:きとうし:キト・ウシ 行者にんにく・群生する・処
・浦雲泊:ぽんどまり:ポン・トマリ 小さい・泊地
・分遣瀬:わかちゃらせ:ワッカ・チャラセ 水が・ちゃらちゃら(崖を滑り落ちる)
・賤夫向:せきねっぷ:?
・老者舞:おしゃまっぽ:?
・知方学:ちっぽまない:チプ・オマ・ナイ 舟川
・入境学:にこまない:?
・嬰寄別:あちょろべつ:?
・仙鳳趾:せんぽうし:チェッポ・オチ 小魚・多くいる・処 ?
・重蘭窮:ちぷらんけうし:チプ・ランケ・ウシ 舟を・下す・処
・冬窓床:ぶいま:?
(語源は、「北海道の地名」山田秀三 著 より。 '?'は未掲載、または不定)
浦雲泊(ぽんとまり)は「浦雲」でポンですか。
分遣瀬(わかちゃらせ)は「遣」でチャラ?
知方学(ちっぽまない)の「学」がマナイというのはなんとなく分かるかな。
仙鳳趾(せんぽうし)はなんとかなるとして、
重蘭窮(ちぷらんけうし)は完全にお手上げ。ランしか合ってない感じ。
冬窓床(ぶいま)もどうしたらいいのか分からないけれど、当てている漢字は少しロマンティック。
あるとき、釧路町の教育委員会の方とお話する機会があって、
「釧路町の地名にはなぜ難しい漢字があてられているのですか」とか、「地名に漢字をあてた方が、学のあった人だったのでしょうか?」といった質問をさせていただいたのですが、残念ながら分からない、とのことでした。
地図はこちらのページを参照してください。→釧路町難解地名
国道44号線を根室方面に向かって走っていて、「仙鳳趾→」といった道路標識が出てきても、「なんて読むんだろう」なんて考え込んで運転がおろそかになったりしないように気をつけましょう(苦笑)。
(後日追加)
↓この方のページのほうが格段に詳しいです。(上の私の書き込みが恥ずかしくなります(泣)。)
難読地名の旅〜釧路町
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