もしも月がなかったら
もし月がなかったら、地球は、そして人類はどうなっていたのか。
この「IF」を物理的に解説した本が出ています。
「もしも月がなかったら―ありえたかもしれない地球への10の旅」
ニール・F. カミンズ (著)
この本は池袋の大書店の店頭にもなかったので、さっき図書館で貸し出し予約してきました。2週間以内にGET予定。
今年開催される愛・地球博の三菱未来館のテーマも「もし月がなかったら」です。
カミンズさんのこの本をベースにするそうです。
上記の本はまだ読んでいませんが、ネットの書評によると、われわれ人類がこうして生きていられるのは、極めて絶妙なバランスのおかげなのだそうです。
月のあるなしだけではなくて、月の大きさや、月と地球との距離がほんの少し違っていただけでも、安定した環境は望めず、今のような人類は誕生していないかも知れないとのこと。
『月のない地球は、自転速度が地球よりずっと速く、1日は8時間となる。強風が絶えず荒れ狂い、高山も存在せず、生命の進化も遅い。生物は音声以外の方法でコミュニケーションするようになる。』
そうかぁ、音声以外の方法でコミュニケーションするということは、歌だって今みたいに美しいものではなかったでしょうね。
そして、もし今存在している月が破壊されてしまったら。
これをシミュレーションしたコミックが、私の好きな漫画家・星野之宣さんの「ムーン・ロスト」。
これによれば、
・月の破片が地球に降り注ぐ
・潮汐力を失った海が洪水を起こす
・ダンスパートナーを失った地球の回転が不安定になり地軸がずれる。この地軸の変動は永遠に続く
・気候が不安定になる
これを、とんでもない方法によって解決する物語がこのコミックに描かれています。興味を持った方は是非読んでみてください。
もしも月がなかったら、私の大好きな「月のワルツ」という曲がこの世に誕生することもなかったですね(笑)。
月に感謝、そして、月を初めとした微妙なバランスで成り立っている自然に感謝、です。
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