数秒後の地震を予告する警報を研究中
数秒後に揺れる地震を予告する警報システムが研究されています。
「10秒後に震度7!」揺れる前にインターネット経由で家庭に地震を予告(Internet Watch)
伝達速度の速い初期微動(P波)を震源地付近で感知し、伝達速度は遅いが揺れの大きい主要動(S波)が到達する前に、予測される震度などを通知するシステムです。
ただ、直下型の場合、P波とS波の到達時間にほとんど差がないため、あまり有効ではないと思います。
P波が秒速8Km、S波が秒速4Km、その差4Km/sと考えればよいようです。阪神大震災の震源は深さ14.3Km。したがって、コンピュータの処理時間を無視しても、予告が出るのは約3.5秒前(=14.3/4)と直前でしかありません。
また、数日前とか、数時間前に、地震を「予知」できるわけではありません。せいぜい数秒です。
でも、数秒前の予告であっても、机の下に隠れたり、倒れそうなものから離れたり、ガラス張りのビルから遠ざかることができるでしょう。
地震予知と並行して、是非こうした研究も推し進めていただきたいものです。
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