つばさ号9時間遅れ
昨夕17:50に新庄駅を出発した新幹線つばさ号が、大雪のため約9時間遅れて今朝6:40にやっと東京駅に着いたそうです。
大雪で9時間遅れる 山形新幹線の「つばさ」
まず、先行の普通列車が大雪のため立ち往生したあおりで、奥羽線関根駅で約5時間余り停車。線路を在来線と共用しているからこその苦難ですね。
更に、運転を再開したけれど、新たに降り積もった雪の影響で、大沢−峠駅間でさらに4時間近く立ち往生。
乗客の方のご苦労をお察しします。
ところで、五五豪雪(昭和54年暮)の時、私が乗っていた北陸本線の特急雷鳥28号が44時間51分遅れました。
一晩目は電車の座席の上で過ごしました。翌朝駅の近くの電気屋でラジオを買い、1時間に一度のNHKニュースを食い入るように聞きましたが、雪はいっこうに止む気配がありません。
二晩目は、国鉄のおごりで加賀温泉の超高級旅館に泊めてもらえました(苦笑)。国鉄も高速道路も全く動かず、忘年会などのお客さんが一切来られません。そのため宿泊客は私たち特急の乗客しかおらず、広い風呂を独占できました。
3日目は、車内で親しくなった人とホームをはさんで雪合戦をしたり、特急と同様に足止めされている貨物列車の前に雪だるまを作ったり(これは怒られた(笑))して遊びながらラッセル車を待ちました。
ただ、午後には雪が強くなり、特急の中で待ちます。雪のせいでいつ頃ラッセル車が来るのかが分からなくなり、果たして今日中に脱出できるのかという不安に陥りました。この時はかなり心細かったです。
夕方にラッセル車が来たときは、乗客は外に出て拍手で迎えました。
結局雷鳥号は京都で運転打ち切り。この時、45時間近く遅れていました。
今となっては懐かしい思い出です。電車の中で仲良くなった人がいたので、心細さも少しまぎれました。
ちなみに列車遅延の日本記録は、4日と9時間15分だそうです。
「三八(サンパチ)豪雪」と呼ばれた大雪の中、国鉄の急行「越路」が、新潟駅を昭和38年1月23日17時5分(定刻より約1時間遅れ)に発車し、28日8時28分、上野駅に到着。
遅れ106時間31分(4日と10時間31分)という過去に例をみない記録を作ったとか!
この大幅な遅れの中、なんと約100人もが乗り通したそうです。
このサイトに、「越路」と豪雪の涙ぐましい戦いの記録が載っています。今も語り継がれる戦後最大の里雪型豪雪(ときエクスプレス)
ま、いつの時代も、列車の遅れはないほうがいいですね。
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