平和のロボ、戦争のロボ
トヨタ自動車が、愛・地球博でパフォーマンスをするロボットミュージシャンの先行発表をしました。(中日新聞)
NHKニュース10で見ましたが、体内に肺を備え、人口的に作った唇を実際に震わせてトランペットなどを吹けるそうです。2足歩行もなめらかでした。TVでは3,4人で合奏していましたが、本番ではもっと多くのロボットたちが参加するそうです。
一方、米陸軍はマシンガンを装備したロボット「Talon」を2005年に導入するそうです。(ITmedia)。
まだ自律的な判断はできず、人間が遠隔で操作します。
先日紹介したコミックMOONLIGHT MILEでも、米宇宙軍がロボット兵士を開発すると想定しています。
日本では、音楽演奏などのエンターテインメント、介護などの分野で研究が先行しています。やはり、アメリカはロボットを兵器として利用することを真っ先に考えるのでしょうか。
漫画家故手塚治虫の鉄腕アトムでは、テーマソングに「心やさし 科学の子」という歌詞が登場します。日本では、ロボットには心があって、ロボットは人に優しいものだという刷り込みがなされています。日本のロボットは、いわば平和の象徴です。
期せずして同じタイミングで発表された上の2本のニュースでは、日本とアメリカのロボットに対する利用の方向性の違いが分かって、納得するやら、少し悲しいやら。
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