« iPODとのドライブは快適 | トップページ | 三重でボーダフォン不通 »

2004.09.28

10の19乗回の実験で1個発見

理化学研究所が、ものすごい確率の実験に勝利し、113番目の元素を発見しました。

最も重い新元素発見 理研が加速器で合成

「今年夏、1秒間に2・5兆個の亜鉛原子を80日間連続で計1700京(京は兆の1万倍)回、ビスマスに衝突させた結果、7月23日に新元素1個を検出した。」ですと。
17000000000000000000回ぶつけて、やっと1個の発見とは!
しかも新元素はきわめて不安定で、作り出してから344マイクロ秒(マイクロは100万分の1)後には崩壊を始めてしまったというのです。なんと刹那の成功なんでしょう。

ちなみに、「ジャポニウム」「ニッポニウム」「リケニウム」といった名前の候補があるそうです。
理研の栄誉をたたえる意味で、リケニウムでいいんじゃないでしょうか。

ちなみに理研の歴史はこちら(1913-1958)
長岡半太郎、本多光太郎、鈴木梅太郎、湯川秀樹ら錚々たるメンバーが在籍していましたが、その科学力を恐れた米軍が、敗戦後にいったん解体させました。
1937年には、すでに日本初のサイクロトロンを開発してもいます。

|

« iPODとのドライブは快適 | トップページ | 三重でボーダフォン不通 »

ニュース」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 10の19乗回の実験で1個発見:

« iPODとのドライブは快適 | トップページ | 三重でボーダフォン不通 »