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知っているとちょっと自慢できるかも知れない(?)桜の雑学5つ

知っているとちょっと自慢できるかも知れない(?)桜の雑学5つを集めてみました。

まずは、日本の桜名所の8割に植えられているという、染井吉野について。

雑学その1:染井吉野の寿命は60年ではない


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(写真は上野公園の染井吉野。クリックで拡大)

よく「染井吉野寿命60年説」という言葉が聞かれますが、
染井吉野の寿命は60年ではありません。
60年説は、手入れをしないで放っておくと、だいたい60年か
それ以前に枯れてしまうことから、
そう言われるようになったようです。

また、染井吉野が最も元気で、花つきのよいのは
植えてから20~30年くらいの頃です。
手入れをしないままそれを過ぎるとゆるやかに
衰えていくので、60年説のような言葉が広まった
可能性があります。

青森県の弘前城には、今年で133歳になる染井吉野が、
とても元気に生き続けています。
また、東京の小石川植物園には、240歳と言われる
染井吉野があります。
なので、染井吉野の「寿命」は意外に長いと言えます。

ちなみに「寿命」と「平均寿命」という言葉が
桜に限らずよく混同されますが、
染井吉野の「平均寿命」を全国的に調べたことは
ないようで、これは分からないそうです。


雑学その2:染井吉野の誕生は謎につつまれている

染井吉野はオオシマザクラ(父)とエドヒガン(母)という桜の交配種で、
これは生物学的に間違いないとされています。
では、染井吉野はどうやって生まれたのでしょうか。

1つ目の説は、江戸の植木職人が交配して
作り出したというものです。
ただ、植木職人の日記などの記録が発見されない限り
証明できないので、
もしかしたら永遠に分からないのかも知れません。

次に有力な説は、自然の中で偶然見つかったという
説です。
オオシマザクラとエドヒガンが自然に共存しているのは
伊豆半島なので、見つかるとしたら伊豆です。
ただ、染井吉野が世に出た江戸時代には、
伊豆は幕府の直轄地が多く、
自由に入れる場所が限られていたことと、
交通が不便な時代に江戸まで桜が生きたまま運ぶのは
難しかったとされるため、
この説は、植木職人が作ったという説よりは
少し不利です。

いずれにしても今は確たる証拠がないので、
これからの研究が期待されるところです。


雑学その3:上野公園は昔、にぎやかさが禁止の場所だった

東京の中でも盛大な花見の宴が開かれることで有名な上野公園(上野恩賜公園)。
ここは昔、江戸幕府三代将軍徳川家光が寛永寺を置いた場所です。
今の寛永寺は公園の北のほうに建物の多くが集まっていますが、
昔は広大な土地を有していました。
お寺ができた頃に、吉野山から取り寄せた桜などが植えられ、
後に一般人も入れるようになりましたが、
なにせ江戸の鬼門の方角(北東)を守る大切なお寺ですし、
徳川家の墓所もありますから、
鳴り物などは禁止され、夜になると人は締め出されました。

その代わり、八代将軍吉宗が隅田川、飛鳥山などに桜を植栽し
鳴り物や曲芸なども許可したため、こちらは人気の花見スポットになっていきました。


幕末の戊辰戦争で寛永寺が荒廃し、
明治以降に公園として整備される過程で桜が何度も追加され、
今のような桜いっぱいの上野公園が見られるようになってきました。


雑学その4:桜もちは葉っぱを処分するのがめんどくさいから生まれた?

吉宗の頃に桜が植えられた隅田川。そのそばに今も長命寺というお寺があります。
桜が植えられてしばらく経った頃、長命寺の門番だった山本新六が、
桜の落葉をみて葉っぱを何かに使えないか
(一説には「処分するのがめんどくさいから」)と思い、
桜の葉を塩漬けにしてあん入りのもち(焼いたもの)に巻いて売りだしたところ
人気になったそうです。

ちなみに、この桜もちを「長命寺」「長命寺桜もち」とも呼びます。
いわゆる関東風の桜もちです。

関西風、または京風と呼ばれる桜もちは、干飯(ほしい、お米を干したもの)を
蒸した生地であんをくるんだものです。
干飯のプチプチした食感が特徴です。
干飯を「道明寺粉」とも呼ぶことから、関西風の桜もちを
「道明寺」「道明寺もち」と呼ぶことがあります。

和菓子屋さんによっては、両方を取り扱っていることがあります。


雑学その5:北海道のお花見はやっぱりジンギスカン

お花見の宴会の様子は、全国あまり変わらないようですが、
北海道だけはちょっと違います。
北海道の名物の1つにジンギスカン(ラム肉などをジンギスカン鍋で焼く料理)が
あります。
北海道ではお花見でもジンギスカンが登場するのです。
桜の下から、肉を焼く白い煙がもうもうと上がっている様子は、
北海道以外の人から見ると不思議な光景です。

なお、沖縄では花見の宴会をほとんどしないそうです。
私は十数回沖縄の桜のシーズンに行っていますが、
出会ったのはたった1回だけです。
沖縄の桜のシーズンは1月下旬から2月です。
沖縄の方に聞くと「1年で一番寒い時期だから外出したくない」との
ことでした(笑)。


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