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温暖化の影響、東京の桜100年後で見収め?WNIシミュレーション(2009)

民間気象会社ウェザーニューズ社(WNI)が、3パターンの気象温暖化シナリオを用いた今後100年間の桜の開花シミュレーションを行ないました。
気象変化率が最も高いシナリオの場合、100年後には東京を含む太平洋側などで、桜が開花しない現象が起きる可能性があるとのこと。


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東京の桜はあと100年で見納め? 桜開花シミュレーションで算出(InternetWatch)
温暖化の影響で、東京の桜、あと100年で見収め? 2010年~2110年における桜開花シミュレーション結果発表 ~ 利用者のPC1万台を繋ぎ、シミュレーション計算した初の試み ~(ウェザーニューズ)
Sakura Simulator 2009-2110(flash, ウェザーニューズ)

引用させていただいた画像は、最悪のシナリオの場合の2110年の桜開花前線シミュレーションの結果で、「開花しない」地域があるのが悲しいです。
一方で、シナリオ3『気温上昇最小シナリオ』(21世紀末で日本では0.2度~0.3度程度上昇)の場合の影響は軽微とのこと。

開花シミュレーションも大事ですが、開花の前提となる、「染井吉野が生きられない地域が増える」というシミュレーションも、いずれ必要になるのではないかと、以前から思っています。
というのは、地元の方によれば、現在の奄美大島の平地では染井吉野は育たないそうなので、平地での染井吉野の生息限界は奄美の北にありそうです。(現在の気象庁の開花宣言でも、奄美大島の名瀬では、染井吉野ではなく、南方に多いカンヒザクラ(寒緋桜)が対象になっています。また、限界を超えて沖縄本島で染井吉野を植えている場所があるのですが、暖かすぎて発育が十分でなく、数年で枯れてしまうそうです。)

温暖化の最悪のシナリオの場合、100年後の大阪の平均気温が、現在の沖縄並みに上がるとのことなので、大阪周辺の平地でも染井吉野が育たない可能性があります。もしそうなら、ウェザーニューズ社が出した今回のシミュレーションよりも、染井吉野が見られない地域が広がる可能性があります。

カンヒザクラは、同じ場所に植えられた染井吉野よりも1~2週間程度早く咲きますから、対象をカンヒに変えると桜前線は更に早くなります。

#ま、ウェザーニューズ社としては、『これまで一般の方と共に観察した
#過去6年間のきめ細かい地点での観測データ』と
#『当社のグリッドコンピューティング技術を用いたデスクトップアプリ「ソラマド」で、
#一般の方のPC(約1万人)と共同で算出した』
#といった、一般参加による協力を得たというあたりを強調したいようです^^。


私たちにできるのは、資源、エネルギーをできるだけ節約して、温暖化をできるだけ進行させないこと、
そして、現在の美しい桜の様子を写真に撮ったりして、できるだけ後世に残しておくこと、でしょうか。

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